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鍼で肩こりは解消する?肩こりの原因と鍼の効果を徹底解説!

2018.09.01

Contents

どんなにマッサージしても解消されない、つらい肩こりに悩まされている方もいるでしょう。慢性化してしまった肩こりを解消するには、鍼が効果的です。肩こりの原因がわかると、なぜ鍼が肩こりに効くのかという点も明らかになります。この記事では、肩こりの原因と鍼の治療効果について解説します。

そもそも肩こりとは?

肩周りの仕組み

肩には腕の支点となる腱板、肩周辺の筋肉を司る肩甲骨があり、その周りに筋肉がついています。肩周りの筋肉には、肩甲骨の上にかぶさっている「僧帽筋(ぞうぼうきん)」、首の後ろから肩甲骨へとつながっている「肩甲挙筋(けんこうきょきん)」、肩甲骨を近づけて胸を張るときに動く「菱形筋(りょうけいきん)」があります。これらの筋肉の働きにより、肩や腕が動く仕組みになっています。

筋肉が硬くなっている状態

肩こりは、上記で挙げた「僧帽筋」「肩甲挙筋」「菱形筋」などの筋肉が硬くなっている状態をさします。肩は頭と腕の重さを支えているため、もともと負担がかかりやすい場所です。デスクワークや無理な姿勢での読書などで長時間肩に負担をかけてしまうと、肩の筋肉が疲れてしまいます。本来、筋肉というのは柔らかいものなのですが、疲れがたまると硬くなり、血管やリンパ管が圧迫されて血流が悪くなってしまいます。これが肩こりの原因だと言われています。また筋肉の疲れだけでなく、血流の低下を促すような生活習慣も肩こりを助長します。

特に肩周辺は筋肉が何層にも重なっており、肩こりが慢性化してしまうケースも。さらに肩回りの筋肉は単独ではなく他の部位の筋肉ともつながっているため、一つの筋肉が硬くなると相互に影響しあい、首や背中など他の部位にまで痛みを引き起こすこともあります。

肩こりを引き起こす原因は?

生活習慣による肩こり

肩こりの原因として多いのが、日々の生活習慣によるものです。長時間同じ姿勢でいたり、無理な体勢を続けていたりすると、筋肉に負担がかかります。疲れた筋肉は固くなり、やがて血管が圧迫され、肩こりになってしまうのです。運動不足や加齢などからくる血行不良も、肩こりの原因になります。

また、血管の収縮も肩こりの原因となります。血管の収縮・拡張は、自律神経によってコントロールされていますが、ストレスなどでずっと血管が収縮した状態になると血行が悪くなり、肩こりになってしまうのです。冷え症の人は血流がよくないため、肩がこりやすいという人も多いです。

さらに、睡眠不足も肩こりを引き起こす要因の一つ。体に溜まった疲労をリセットする唯一の方法が、良質な睡眠を十分に取ることですが、しっかり睡眠が取れなければ、蓄積した疲労はいつまでも回復せず、肩の筋肉に溜まった疲労が肩こりを引き起こすのです。

病気による肩こり

病気が原因で肩こりを発症しているケースもあります。肩こりに併発するものとして多いのが眼精疲労です。パソコンや携帯を長時間見ていると、まばたきの回数が減って目が乾いた状態になります。その乾いた目で、さらに長時間小さな文字やチカチカした画面を見ることで、慢性的に目が疲れるようになります。そうすると目の周りの筋肉が緊張し、肩こりにつながると言われています。また近視や乱視、老眼などがあるときも、物を見ようとするときに筋肉に負担がかかり、肩こりを発症することもあります。

それから、はっきりとしたメカニズムは不明ですが、血流の低下を招く高血圧や低血圧、狭心症や心筋梗塞などでも肩こりを併発することがあります。さらに顎関節症でも、肩こりになるケースがあります。これは顎関節症になると顎周辺の筋肉が緊張し、これが首や肩の筋肉にも影響を及ぼして筋肉が硬くなるためです。

鍼で肩こりは治る?鍼の効果を徹底検証!

鍼ではどんなことをするの?

鍼は東洋医学に基づく治療法です。東洋医学では、体に点在するツボが血流を介してその先の臓器や組織とつながっているという考え方があります。つまり体の不調を改善するのにもっとも効率よくアプローチできるのがツボで、そこを鍼で刺激するのが鍼治療です。肩こりの場合は、肩こりの解消に効果があるツボを鍼で刺激して、ツボ周辺やその先へとつながっている筋肉の緊張をほぐし、肩こりを緩和していきます。

鍼は層になっている肩周辺の筋肉の奥の方にも作用するので、鍼を受けたあとでも効果が持続します。一方で、肩こりの解消法としてよくあるマッサージは、凝り固まった筋肉を一時的に揉みほぐしているだけなので、根本的な治療にはなりません。施術を受けている時点では本当に気持ちいいのですが、あくまで一時しのぎにしかならないのです。またマッサージでほぐせる筋肉は表面に近い部分だけなので、奥の方の筋肉が硬くなっている場合は対処できません。

鍼の効果① 〜血行促進〜

鍼をすると、細胞に自分ではわからないほどの小さな傷がつきます。体内の免疫細胞はこの傷を修復するため、そして異物である鍼を除去するため、血流を促進させます。鍼による血行促進効果は施術中から実感でき、徐々に体がポカポカしてくるでしょう。血行がよくなると冷えが解消されるほか、血液に滞留していた疲労物質が排出され、肩こりが緩和されます。また血液には組織が必要な酸素や栄養素を運ぶ働きがあるため、筋肉に栄養が行き届き、筋肉疲労が解消されていきます。

鍼の効果② 〜自律神経を整える〜

ストレスなどで自律神経が乱れると、血流が悪くなったり、肩がこったり、夜眠れなくなったり、様々な症状が現れるようになります。鍼には自律神経のバランスを整える効果があるため、自律神経の乱れから現れる様々な症状を改善してくれます。肩こりも解消されますし、肩こりを引き起こす血行不良や睡眠不足、眼精疲労なども解消してくれるでしょう。

鍼灸の肩こり解消効果はWHOでも認められている

WHO(世界保健機構)は鍼灸の適応疾患を発表しています。この中には肩こりも含まれており、鍼灸の肩こり解消の効果が世界に認められていると言えるでしょう。また肩こり以外にも、肩こりを引き起こす原因にもなる眼精疲労、疲れ目、不眠、自律神経失調症なども鍼灸の適応疾患となっています。

 施術直後から体がスッキリ!

鍼は即効性が高いことでも注目されています。施術直後から体がすっきりし、あんなに重くこっていた肩が軽くなったことを実感できます。さらに1回だけでなく、定期的に施術を重ねるごとに効果の持続時間も長くなり、肩がこりにくい体へと変化していきます。個人差はあるものの、初めて施術を受けた日から数えて4日~1週間に1回、そのペースをまずは3~5回続けて頂くことをハリッチではお勧めしております。

その後は3週間に1回ほど通って頂くと、肩こりのない楽な生活を維持できると思います。

肩こりは予防が大切

つらい肩こりは鍼である程度改善できるものの、生活習慣とも密接に関連しているため、根治は難しいのが現状です。ひどい肩こりを防ぐためには、何といっても日々の予防が大切です。

長時間同じ姿勢でいない

デスクワークや読書など長時間同じ姿勢を続けていると、筋肉は硬くなり血流も悪くなります。定期的に立ち上がったり姿勢を変えたりして、筋肉に長時間負担をかけないように心がけましょう。またデスクワークや読書に集中していると、瞬きが減って眼精疲労になる可能性もあります。ときには目を休ませ、眼精疲労による肩こりを予防してください。

正しい姿勢

肩こりの原因として多いのが、姿勢の悪さです。猫背だと首の骨や背骨が血管を圧迫するほか、手前の物を見るために顎を突き出したような形になり、重い頭を支える肩や首に負担がかかります。デスクワークや歩いているときなど、軽く顎をひいて背筋を伸ばし、全身を使って頭を支えるようなイメージで正しい姿勢をキープしましょう。

適度な運動で血行促進

肩こりの解消には、血の巡りをよくすることも大切です。適度な運動をして血行を促進させましょう。筋肉がつくと、筋肉が持つポンプ機能により血流がよくなり、肩こりの予防になります。エスカレーターではなく階段を使う、ストレッチをするなどできる範囲のものでも十分です。毎日の生活に運動の習慣を取り入れましょう。

しっかり入浴して体を温める

毎日シャワーで済ませてしまうという人は、たまには湯船に浸かって、体を温めるというのもよいでしょう。しっかり入浴すると血行が促進され、肩こりの予防になります。

最後に

つらい肩こりには、筋肉の緊張をほぐし血行を促進する効果がある鍼が効果的です。奥の方の筋肉にも直接アプローチするため、施術を重ねるごとに体がすっきり軽くなります。肩こりにお悩みの方は、毎日の生活習慣の改善と合わせて、鍼の治療を受けてみてください。

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