日本語

メニュー

美容鍼灸・医療レーザーのハリッチ

日本語
  • English
  • 簡体中文

美容鍼で頭皮の血行を促進!期待できる効果

2019.03.27

Contents

年齢を重ねるにつれて、変わっていく髪質。男性だけでなく、女性も同じように年齢と共に髪の悩みは増えていきますよね。髪が薄くなった、髪の毛にハリがなくなった、髪の毛が細くなったなど、髪の毛の悩みは尽きません。あれこれご自分で育毛法を試したものの、一向に変わらない方もいらっしゃるのではないでしょうか。ここでは顔や頭皮に針を刺して、血行を促し、髪質環境を整えるをする鍼治療についてご紹介します。

髪質の変化と原因

子どもの頃は細くて柔らかい髪の毛だったのに、大人になると急に髪質が変わったという方も少なくないでしょう。髪の毛のピークは男性で20~25歳、女性で20~30歳と言われており、そこをピークに徐々に髪質は変化していき、細くなったり、うねりが気になるようになったりします。

 

髪質が変化するのは頭皮の衰えが原因のひとつです。髪の毛自体が衰えているのではなく、髪を作り出す力が弱まっているのです。もちろん、髪質の変化には加齢のみならず、遺伝的要素などさまざまな理由がありますが、髪のトラブルを防ぐには頭皮にとって良い環境を整えることが大切です。ここでは変化の内容と原因について詳しく解説していきます。

 

どんな変化があるか

薄毛

まず考えられるのは薄毛です。薄毛は50代以上の方が抱える髪の毛の悩みの一つ。最近、抜け毛が増えている、髪のセットがしにくくなったなどと感じたら要注意です。薄毛のはじまりかもしれません。また薄毛の原因は老化だけではなく、生活習慣の乱れやストレスなども関係しているため、十分な注意が必要です。

 

白髪

40代以降の大きな悩みの一つである白髪は、パッと見て年齢を感じさせるものであり、気にされる方も多いことでしょう。一般的に白髪が増えると髪の毛を染めたり抜いたりする方がいらっしゃいます。しかし白髪のメカニズムを把握しておくことで、白髪をできるだけ増やさないようにすることも大切です。

 

髪の毛根には髪を生やす細胞と髪の色素を作る細胞があり、白髪に関係してくるのが髪の色素を作る細胞です。この細胞をメラノサイトと呼びます。このメラノサイトの働きがうまく機能しなくなると、本来黒髪として生えてくる髪の毛が黒い色素を持たずに生えてくることになります。これが白髪のメカニズムです。

 

白髪の改善方法で代表的なものは頭皮マッサージによる血行を良くする方法です。自己流マッサージの方法が良くわからない方は頭皮マッサージを施術しているサロンや美容院などを訪れるのも良いでしょう。頭皮専用の美容液も販売されているので、頭皮マッサージの際は美容液を頭皮全体に行き渡らせると効果アップが期待できます。

 

白髪に良いとされている栄養素はタンパク質、銅、亜鉛が多く含まれた食品です。タンパク質は髪の成分の80%以上を占めており、髪の毛の土台となる大切な栄養素です。銅はメラニン色素を作る酵素に働きかけ、亜鉛は髪を形成する毛母細胞へアプローチします。鶏肉、卵、アーモンド、牡蠣、小松菜、ほうれん草、大豆などを意識して摂取すると白髪への効果が期待できます。

 

パサつき

若い頃はしなやかでツヤツヤ、潤いのあった髪も年齢と共に乾燥したパサついた髪質に変化していきます。老化以外の原因としては、頭皮の乾燥からくる血流不足や栄養不足などが考えられます。セラミドは髪のツヤや潤いを保つ重要な保湿成分ですが、40代になると20代の半分以下にまで減少してしまいます。

 

コシがなくなる

コシとは髪の弾力のことです。バネやゴムのように、引っ張ると伸び、手を離すと元の長さに戻るような状態を指します。例えば髪の弾力性は、毛先を指に巻きつけて押さえ、その指を離すとすぐに元のまっすぐな状態に戻る場合などです。この弾力性が強いほど、コシがある髪と言えます。コシも加齢によるホルモンバランスの衰え間違った髪のお手入れでトラブルに発展することがあります。

 

原因

原因にはいくつかあります。ひとつひとつ考えてみましょう。

老化

髪質の変化の原因として真っ先に考えられるのは加齢です。子どもの頃は細くて、柔らかい髪の毛だったのに大人になると急に髪質が変わったという方が多いのではないでしょうか。髪の毛のピークは男性で20~25歳女性で20~30歳と言われており、その年齢をピークに、徐々に衰えていきます。

 

また年代によって髪の毛の悩みも異なります。20代、30代で多い悩みは髪の毛がパサつく、髪の毛が痛むなどですが、40代になると白髪の悩みが際立って多くなります。そして50代になると白髪に加え、抜け毛や分け目が目立つなど、髪の毛の量に関する悩みが増えていきます。

 

ストレス

ストレスによってホルモンバランスが乱れ、女性ホルモンが減少します。その結果、髪質が低下し、髪が乾燥、パサパサが気になるようになります。またストレスによって血行が悪くなると、髪に栄養が十分行き届かず、髪質が悪化してしまいます。

 

ダイエット

美しくなることや健康になることを目的としてはじめたダイエットですが、頑張り過ぎると逆に美容にとってマイナスの状況を生み出します。ダイエットにより必要な栄養素が毛母細胞に行き渡っていないことが主な原因です。同じダイエットでも食事制限ではなく運動によるものだと髪質変化への影響はないので、ダイエット法を含めて方法を見直してみることも大事です。

 

カラーリング

本来ならばキレイな髪を保つために行っているカラーリングですが、カラーリングのやり過ぎで髪が痛んでしまうことがあります。そうなると本末転倒です。髪はカラーやパーマやストレートなどの薬剤で傷みます。カラーリングによる髪の痛みを最小限に抑えるには質のいい薬剤を選ぶ、あるいはカラーリングの間隔をできるだけあけるなどの工夫が必要です。

 

髪の毛と頭皮のメカニズム

髪も細胞でできています。ですから髪もまたターンオーバーしているということになるのです。

髪の毛は頭皮で作られる

髪の毛と頭皮には密接な関係があります。髪の毛には頭皮から出ている毛幹、頭皮の中にある毛根の2つに分けられます。普段私たちが手入れをしている部分は毛幹ですが、実際に髪の毛が作られるのは毛根部分です。

 

毛根の根っこは毛球と呼ばれ、丸く膨らんだ形をしています。毛球の底は少しへこんでいて、このへこんだ部分を毛乳頭と言います。毛乳頭は毛細血管から運ばれてきた栄養を髪の毛に届ける役割をする他、周囲の細胞に指令を出して細胞分裂を促し、髪の毛を成長させる司令塔の役割も果たしています。

 

毛乳頭からの指示で、分裂・増殖し、各部位に分化しさらに角化したものが毛髪です。毛髪は栄養素やホルモン、酸素を血液が運ぶことによって成長します。血液の流れがスムーズですと頭皮に十分な栄養が届きます。反対に、頭皮の血行が悪いと髪の成長に必要な栄養が届きにくくなります。

 

頭皮の作りは皮膚と同じ

頭皮の作りは基本的には皮膚と同じです。皮膚は、表面から「表皮」「真皮」「皮下組織」の3層構造になっています。表皮は主に保湿とバリア機能の役割を担っており、真皮はハリと弾力を与える役割、皮下組織は保湿機能とエネルギーを蓄える役割となっています。古くなった細胞は徐々に表面へと押し上げられて最終的には垢として剥がれ落ちていきます。この一連の流れをターンオーバーと言います。

 

頭皮の構造は、皮膚と基本的に同じですが、以下の点で大きく異なります。頭皮は他の皮膚の部位と比べ、皮脂腺や汗腺の数が多くなっています。他の場所と比べるとターンオーバーが乱れやすいと言われています。ターンオーバーが乱れると血行不良に陥ってしまい、髪を育てるのに必要な栄養を十分に受け取れなくなってしまいます。

 

髪で覆われているため、蒸れやすくなっていることに加え、頭皮は異物など外部からの侵入物に対するバリア機能が低くなっている特徴を持っています。したがって、頭皮は他の皮膚よりもトラブルを起こしやすくなっています。

 

髪の毛の成長サイクルとは

髪の毛は、1日に約0.3ミリ、1カ月で約1センチ、1年で約15センチ、約4~6年間伸びます。髪の毛はずっと、伸び続けるわけではなく、一定の期間を経ると、徐々に頭皮方向へと押し上げられて、最終的に抜けます。つまり、成長期(2~6年)→退行期(2~3週間)→休止期(3~4カ月)を経て、最後に抜け落ちるというヘアサイクルを繰り返しています。

 

成長期に細胞分裂が活発になり、新しい髪が生まれます。初めは細く柔らかい髪ですが、徐々に太くコシのある髪へと成長していきます。退行期では細胞分裂が徐々に活発ではなくなり、髪の毛の成長も緩やかになります。そして休止期になると細胞分裂は完全に止まり、寿命を迎えた髪の毛は抜け落ちていきます。

 

このサイクルが乱れると髪の毛が十分に成長できなくなり、薄毛が気になるようになるのです。このサイクルは加齢に伴って徐々に短くなり、成長期が短くなることで、髪の毛が十分に伸びずに細いまま頭皮から抜け落ちてしまいます。

 

頭皮の健康を保つためには

頭皮の健康を保つことが美しい髪をキープするためには大切だと説明してきました。ここで、頭皮の健康を保つために行った方が良いことをいくつか挙げてみましょう。

 

規則正しい生活

髪の健康と生活習慣は、切っても切り離せない関係です。不規則な生活は、髪にも悪影響を及ぼすため、食生活を含む生活習慣を見直しましょう。食事の栄養バランスが悪いと髪の毛を育てるための栄養が足りず、薄毛の原因となってしまいます。睡眠が乱れると、多くのバランスが崩れていきますので、食事は決まった時間にとり、睡眠時間を決め、決まった時間の起床を心がけ、規則正しい生活リズムを築きましょう。

 

また喫煙も発毛を妨げます。タバコに含まれるニコチンには血管を収縮させる作用があるため、頭部の毛細血管も影響を受けます。もちろん髪だけでなく、全身に悪影響があるため、喫煙は控えたほうがいいでしょう。

 

頭皮マッサージ

頭皮が硬くなったと感じた方は血行が悪くなっている可能性があるので、その対処法として頭皮マッサージが有効です。頭皮マッサージで血行を促進し、髪に栄養を届けることで得られる効果はたくさんあります。特に効果的なのが髪のハリ・コシ・ツヤへの効果です。

 

頭皮マッサージを続けていくと、新しく生まれてくる髪が変わってきます。ご自身で行う場合はシャンプー時に行うと忘れることなく、時間も有効に使えます。1日数回、こまめに行うことが大切ですので、ちょっとした隙間時間を活用してはいかがでしょうか。

 

また、本格的に頭皮マッサージを行いたい方は美容院や専用のサロンでマッサージを受けることができますので検討してみましょう。

   

鍼治療

東洋医学の一つである鍼は、頭部を含む全身のツボを鍼で刺激する治療法で、血流をよくし、新陳代謝を活性化させる効果があります。頭皮の中にある毛根を鍼で刺激することで血液の循環を良くし、新陳代謝を活性化させ、頭皮環境を整え、毛髪に十分な栄養を届けられるようになります。

 

また、鍼には乱れた自律神経を整えてくれる効果もあります。ストレスなどで交感神経が活発になると休むべきタイミングで副交感神経がうまく作用せず、不眠やイライラなどに悩まされるようになります。睡眠不足は頭皮環境を乱す要因にもなるため、そういう意味でも鍼治療での頭皮ケアを検討してみましょう。

 

最後に

年齢とともに変化していく髪質は、頭皮の環境が大切であることを解説しました。頭皮環境の改善には鍼もおすすめです。頭部だけでなく、首や肩周りにも鍼をすることで体のコリや体の不調などのケアもできます。頭皮に良い環境を整える手段の一つとして美容鍼を試してみてはいかがでしょうか。

<<< ブログTOPに戻る

関連記事