話題の美容鍼って痛い?気になるけどちょっと怖いという方へ
2019.04.01

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リフトアップ効果や美肌効果を求めて、美容鍼に関心を寄せている人は増えてきています。しかし、「顔に鍼を刺すのって痛そう......」と感じてしまう人もいるでしょう。不安に感じている場合でも、美容鍼にまつわる基礎知識を身につければ、不安を解消して受けられます。今回は、施術内容、効果、痛みの有無などについて解説します!まだ試せていない人は要チェックです。
美容鍼とは
まずみなさんが気になる「美容鍼とは?」について。具体的にどのような施術なのかを見ていきましょう。
国家資格保持者のみできる施術
美容鍼とは、東洋医学の知見に基づいてできた鍼治療の一つです。施術後の副作用を心配する方も少なくありませんが、副作用のリスクが低いことで知られています。また、人間の身体がもつ自然治癒力を美容に利用した治療法で、施術後すぐに効果が実感できることが特徴です。「美容」と付いている鍼治療なので、美容に効果的だという印象を受けますが、実は美容だけでなく、自律神経の乱れや冷え性など、さまざまな症状に対して効果が期待できます。
エステやリフレクソロジーとは異なり、美容鍼の施術者は国家資格を保有している人たちです。ハリッチの施術者は、一定のレベル以上のスキルを持つことはもちろん、各店舗で訓練を重ねて技術を習得した後、初めてお客様の前に立ちます。お客様が安心して施術を受けられることを第一に、取り組んでおります。
どんなことをするの?
美容鍼は、その名の通り「鍼」と呼ばれる針状のものを使い、全身に存在しているツボを刺激する治療法のことです。人間の身体には、免疫系、自律神経系の機能を回復させる「自然治癒力」が備わっています。怪我やキズができた時、自然と治っているのはこの自然治癒力が高まっているからです。
美容鍼では、この力を利用して体に鍼が侵入したことを認識させることで、免疫力を向上させたり、血行を良くしたりします。血流やリンパの代謝が良くなることで、肌のむくみやくすみ、しわの改善が期待できるのです。さらにハリッチでは、鍼をした後に微弱電流を流すことによって、より高い効果を目指しています。
鍼を刺すツボの位置は、WHO(世界保健機関)によって定められています。しかし、体調によっては個人差があるため、施術者が皮膚の表面を触ったり目で見ながらツボの位置を確認します。
得られる効果は?
美容鍼は、美容効果、美肌効果の他、身体の悩みにも効果を得ることができます。年齢を重ねるごとに気になるシワやハリ不足、口元のシワ、お肌の乾燥や肌荒れなど、幅広いトラブルをケアしてくれます。また、自律神経の乱れや胃腸の乱れを整えてくれる効果もあるので、ストレス、眼精疲労、ホルモンバランスの乱れなど、マッサージだけでは治りにくいような悩みにもアプローチします。
特に血行促進の効果があるため、施術後はポカポカと感じることもあるでしょう。また、肌の隅々にまで栄養が行き渡るため、鏡を見れば顔にちょっとした変化が見られることもあります。そのくらい高い効果が期待できることも美容鍼の魅力です。
もちろん一回でも効果は実感できますが、継続することで効果が持続します。長い効果が見られるものも、時間が経つと元に戻ってしまうこともあります。メンテナンスとして毎月店舗に来られる方も多いのです。まずは、相談してみてくださいね。
関連記事:「即効性のある美容鍼。継続すると効果はどのくらい違う?」
痛みの度合いは?
鍼治療を経験したことのない人なら、「鍼を刺すって痛くないの?」と思うのも正直な感想です。ハリッチの独自アンケート調査(2022年4月実施)によると、美容鍼へ抱くイメージは、「むくみが取れそう」の次に「痛そう」という結果が出ました。しかし、実際に美容鍼を体験された方に伺うと、イメージとは反対に痛みを感じるどことか、気持ちよかったと答える人が多いのです。
痛みを感じない人がほとんどである理由は、鍼灸師たちが打ち方を工夫しているのと、使用する鍼の太さが関係しています。とはいえ、痛みの感じ方には個人差があります。以下の2点により痛みの度合いが異なることもあるので、事前にチェックしておくと良いでしょう。
関連記事:「鍼灸治療は痛くないって本当?美容鍼の痛みを徹底解説!」
痛みの種類は2つ
美容鍼で感じる痛みは、主に2つあると言われています。1つ目は鍼を皮膚に刺す時に感じるチクッとした痛み。2つ目は「響き」と呼ばれるズーンとした独特の感覚。響きは、凝り固まった筋肉に鍼の効果が行き渡っていることを感じます。鍼により血液が循環されるため、じんわりと温かい感覚が広がっていると言う人もいます。
鍼治療ならではの感覚なので、最初は慣れない方もいるかもしれません。しかし、時間が経つとこの響きが気持ち良く感じ、眠ってしまう人がいるほどです。どうしても苦手な感覚のようでしたら、施術師に相談してみてくださいね。
施術方針・方法
治療院によって施術方針は異なりますが、痛くない美容鍼を行う方針を第一に取るところも多くあります。そのため、選ぶ鍼、打ち方、施術方法を選ぶ際の優先度は、痛みの度合いが高くなるでしょう。逆に痛みを伴うことで、美容効果がより高まるといった考えも存在します。そのため、一概にも痛さの有無で良し悪しは決められません。なるべく痛みを感じたくないという方は、美容鍼を受ける場所の方針や施術方法を事前にチェックしておくといいかもしれません。
鍼の太さ
美容鍼がほとんど痛みを伴わない大きな理由は、鍼の太さにあります。鍼灸で使用する鍼の太さは一般的に0.1mmであり、注射針の3分の1とも言われています。蚊の針先0.8mm、髪の毛の太さ0.05mm〜0.15mmであることを知れば、美容鍼がどのくらい細く作られているかは想像できるでしょう。
気持ちいいと感じる人も
美容鍼は、ほとんどの人が痛みを感じないということがわかりました。そして、その理由は、鍼の太さや鍼の刺し方、施術院の方針が大きく関わっています。痛みを感じないどころか、むしろ気持ちいいと感じる人も珍しくありません。そこで、なぜ美容鍼が気持ちいいといわれるのか、その理由について解説します。
ツボを刺激するから
ツボを刺激する鍼治療は、鍼を刺すことで滞っていたエネルギーが一気に放出され、血流の流れが良くなります。施術中に体がポカポカして眠る方が多いのは、この理由が考えられるのです。
素早く鍼が刺さるから
一般的に鍼治療では、鍼管と呼ばれる鍼を使います。鍼を筒の上からトントンと優しく叩いて皮膚に刺していきます。スッと気づかない間に鍼が入っていくため、痛みを感じることもありません。また、鍼の先端は、鋭い注射針とは違って丸みを帯びているので、痛みが生じにくくなっています。中には、皮膚の表面に感じる感覚と程よいリズムがたまらないという人がいるほど、気持ちよさを実感できるのです。
リラックス効果があるから
美容鍼を受けると身体が楽になり、リラックス効果が期待できます。さまざまな研究で、鍼で刺激を与えることで、脳波が深いリラックス状態になることがわかっています。また、幸せホルモンとも呼ばれるセロトニンが脳内に分泌されることもわかっており、セロトニンが増加することで精神の安定を促します。
出血することはあるの?
「鍼を刺すから出血するのでは?」と不安に思う方もいるかも知れません。しかし、基本的には出血することはありません。肌は表面から、表皮・真皮・皮下組織の3層から成り立っています。美容鍼で刺激するのは、真皮層までで、太い血管が通っている皮下組織までには届きません。
通常、血管壁には弾力があり、健康な血液であれば鍼を避ける働きをします。しかし、ひどい栄養不良や血行不良により血管が弱ってしまうと、弾力性が低下し、鍼をよけきれずに傷ついてしまうことがあるのです。なるべく出血しないように施術を進めることはできますが、個人の血管の状態によっては出血を完全に防ぐことは難しいのです。
とはいえ、通常は1〜3週間ほど経てば内出血の痕は消えます。もし、痕が気になる方は施術後2〜3日はストールやマスクなどで隠すようにし、色が薄くなってきたらコンシーラーなどを使うことも可能です。自然と元の状態に戻ります。
関連記事:「美容鍼で内出血するって本当?美容鍼のリスクを徹底解説!」
美容鍼が怖い場合
これまで、美容鍼の痛みについて解説しました。そこまで痛みを伴うことがないとわかっていても、初めて体験する美容鍼は少し不安に感じてしまいますよね。そこで、ここからは痛みを心配している方への対処法をご紹介します。
細い鍼を使ってもらう
痛みの原因は鍼の太さにある可能性があります。細ければ細いほど、痛みの度合いは減るのです。美容鍼には複数の種類があるため、一度施術師に細い鍼を使用してもらえるかを確認してみましょう。
慣れるまでは本数を少なく
痛みに敏感な方は、最初のうちは通常以上に痛さを感じる場合もあります。また、鍼治療独特の「響き」は、痛みに弱い人・そうでない人にかかわらず、苦手意識を持つ人も珍しくありません。美容鍼で使う鍼の本数は店舗によって異なり、約20本~100本以上までとさまざまです。
初めて鍼治療を経験する方は、初回は少なめの本数で鍼治療を行ってもらうのも一つの手です。徐々に本数を増やしていくことで、痛みや感覚に慣れることもあります。ゆっくりと自分のペースで進めていきましょう。
鍼を刺さない治療法を検討する
「美容鍼はしてみたいけれど、やっぱり鍼を刺すことに抵抗が......」という方には、刺さない鍼治療を実現した「てい鍼」がおすすめです。てい鍼は、鍼の先端が丸くなっているのが特徴。身体のツボにこのてい鍼を当てることで、刺す鍼治療のように、不調を解消することができます。
お子さんや初めての鍼で不安な方、怖くて体に力が入ってしまう方など、さまざまな方に対応できる治療法なので、ぜひ検討してみてください。
施術後に体がだるくなることがある
美容鍼に限らず、鍼治療では施術後に体のだるさを感じることがあります。副作用だと心配される方もいるかもしれませんが、実はこのだるさこそが、体に良い影響を与えていることも。これは術後に一定の割合で起こる現象です。
この反応は「瞑眩(めんげん)反応」とも呼ばれ、体のだるさや眠気を引き起こします。しかし、これは体が改善される過程で引き起こされるものです。鍼治療で血流が良くなることで、それまで体内に蓄積していた老廃物や疲労物質などが全身をめぐり、体のだるさや熱っぽさを感じるようになるのです。
術後の反応はあくまで一時的なものであり、全身を巡っている老廃物が体外へ排出されれば落ち着きます。施術から2〜3日後には、体が軽くなっていることを実感できるはずです。しっかり水分を摂って体を休ませましょう。
関連記事:「美容鍼の後で体がだるくなるのは、好転反応が原因かも!」
まとめ
顔や体のツボに鍼を刺す美容鍼。美容の効果が期待されていると話題ではあるものの、鍼を刺すことに抵抗を覚える人もいますよね。しかし、痛みに弱い方でも問題なく施術を受けられるほど、痛みはほとんどないとされています。むしろ眠ってしまうほど、気持ちいいと感じる人も多くいます。
もし初めてで心配な方は、一度施術院で相談してみると良いかもしれません。きっとさまざまな対処法を提案してくれます。施術後はすぐにリフトアップ効果を実感していただけるので、興味がある方はぜひ一度試してみてください。
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