むくみが取れてスッキリ!美容鍼の効果とは?
2019.04.08

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数ある美容トラブルの中でも「むくみ」はネガティブなイメージを持ちやすいのではないでしょうか。顔がむくむと太って見え、化粧でカバーするのもなかなか難しいものです。特に足がむくむときは疲労を感じることも多く、できるだけ早めに解消したいですよね。ここではむくみの原因と、むくみ解消のヒントを解説していきます。
むくみの原因は
むくみは体内の血液の循環がスムーズに行われず、体の中に溜まっている老廃物が排出されずに停滞していることが主な原因です。しかし、特に慢性的なむくみを抱えている方の中には、血流や代謝の異常の他にもさまざまな病気が隠れているケースがあるので注意が必要です。
足のむくみの原因は
脚のむくみは一般的に立ち仕事の人に多い症状ですが、デスクワークの人にも見られます。どちらも同じ姿勢を続けることで、足の血液やリンパ液などの循環が悪くなり、細胞のすき間などに水分が停滞するのが原因です。疲れがたまったときや、睡眠不足になったときなどにも、脚のむくみが起こりやすくなります。
体のむくみの中でも足のむくみが最も起こりやすいと言われています。足は心臓から遠い位置にあり、心臓から細胞へ送り出されている血液の流れが届きにくいのです。
①ずっと同じ姿勢を続ける
むくみの原因の一つに立ち仕事があると言われていますが、座り仕事でも起こりやすくなります。ずっと同じ姿勢の状態でいると、ふくらはぎの筋肉が動かなくなり、筋肉の収縮作用によるポンプ機能がうまく働かなくなってしまいます。その結果、足の血液が心臓に戻りにくくなり、水分や老廃物が足にたまりむくみにつながります。
②シャワーで済ます
湯船に入らずにシャワーで済ませてしまう人もむくみを招きやすくなります。シャワーの場合、シャワーが当たっている部分のみ温まり、体全体を温めることができません。そのため血行がうまく循環せずに、むくみやすくなってしまいます。また、入浴は一日の疲れをとるリラックス効果もあるため湯船に入ることをおすすめします。
③冷房によるむくみ
夏になると外気と室内の冷房の気温差で体調が悪くなる「冷房病」はよく知られていますが、むくみもこの冷房によってもたらされます。むくみが冷房によって引き起こされる理由は、気温差による自律神経の乱れです。自律神経は、体の働きを調節する効果を持っていますが、夏の気温とクーラーの効いた室温という大きな温度差があると、その機能が落ちてしまうのが原因です。
顔のむくみの原因は
顔のむくみは、余分な水分が皮下に溜まった状態です。血液循環やリンパの流れが悪いと、老廃物が滞ってしまい、むくみが生じます。ここではさまざまな原因について詳しく解説していきます。
①水分不足
適切な水分量を摂取することにより、体外に塩分や水分が排出され、血液の循環が良くなります。その一方、十分な水分を摂っていないと体内に塩分や水分を蓄積しようとし、それが顔や体のむくみにつながります。
②運動不足
運動をする習慣がないとなかなか汗をかく機会がなく、老廃物が排出されにくくなります。むくみは男性よりも女性が多くなっています。それは女性が男性に比べて筋肉が少なく、血の巡りが悪くなりやすいからです。ふくらはぎや二の腕など、重力のかかる場所ほどむくみやすくなります。良い汗をかいて、水分をたくさん摂取して新陳代謝を促しましょう。
③アルコールの取りすぎ
アルコールには利尿作用があるため、摂取すると水分が尿として排出されることで体が水分不足になります。またアルコールを分解するためにも水が必要になるため、さらに水分不足を招きやすくなります。その結果、老廃物が体外に排出されずに体内に停滞し、それがむくみになって現れます。
それに加え、アルコールと一緒に摂取する食事やおつまみには塩分が多く含まれていることが多く、さらにむくみやすくなります。
④ストレス
ストレスを感じると、体内でストレスホルモンのコルチゾールという物質が多く分泌されます。コルチゾールの分泌が増えると体内の水分排泄が上手くいかなくなり、むくみが発生します。
⑤マスク
コロナ禍で2年以上続いているマスク生活もむくみの原因の一つになると考えられます。マスクをつけている顔の筋肉がしめ付けられ、表情筋をあまり動かさなくなります。リモートワークで人と話すことも少なくなり、口の筋肉があまり使われることがなくなるため、緊張感がなくなって血行が悪くなり、それがむくみにつながります。
むくみを解消するには
運動夕方になるとふくらはぎがパンパンにむくむことはないでしょうか。このような下半身のむくみは男性よりも女性に多い傾向が見られます。その理由として女性の方が、下半身の筋肉が弱いということが挙げられます。
ふくらはぎは重要なポンプの役割を担っています。心臓から送り出された血液が動脈を利用し酸素や栄養素を各細胞に届けます。また二酸化炭素や不要な老廃物などを各細胞から回収し、静脈を利用して心臓に戻します。下半身の静脈の血液は重力に逆らって下から上へと流れるため、筋肉によるポンプ作用によって血液を心臓に戻しています。
しかし、この筋力が弱いとポンプの役割がうまく果たせず、余分な水分が細胞と細胞の間に入って停滞し、循環がうまく機能しなくなると足にむくみが生じます。したがって、運動をすることで下半身の筋肉を鍛えておくことが大切です。また運動による発汗作用によって、血行の促進にもつながります。
食事の改善
むくみのケアには食生活も大いに関係があります。まずは、むくみ解消のためにも極端なダイエットはおすすめしません。腸内環境が悪化し自律神経のバランスが崩れるためにむくみやすい体質になってしまいます。
食事を摂ることは自律神経を整える上でも重要です。また、自律神経のバランスを整えるため、楽しく食べることも大切です。食生活においてむくみの原因になるので避けた方が良いのは塩分の取りすぎ。塩分に含まれるナトリウムは、体内に水分を取り込もうとする働きを持っているからです。
体内のナトリウムの濃度が上がると、それを薄めようとして喉が渇き、水分を摂りたくなるような仕組みになっています。その結果、水分をたくさん摂ることで血管内の水分量が増え血圧が上がり、細胞と細胞の間に水分がたまってむくみにつながります。
逆にむくみを解消に効果があるのはカリウムが含まれている食品だとされています。カリウムには汗や尿としてナトリウム排泄を促す作用があります。カリウムを多く含む食材は、りんごやバナナといった果物、アボカド、ほうれん草、きゅうり、なす、モロヘイヤやきのこ類、海藻、貝類、豆類、鳥のササミ肉、ナッツ類などです。
さらに、むくみ解消には水分排泄を促す作用のあるビタミンB・C群や食物繊維の摂取もオススメです。ビタミンB群を多く含む食材は、豚肉(ヒレ・もも)、レバー、うなぎ、ささみ、秋刀魚、赤身の魚、バナナ、パプリカ、玄米、枝豆、豆腐、卵、ほうれん草。納豆、貝類などです。
ビタミンCを多く含む食材は、キウイやイチゴなどの果物、ブロッコリー、キャベツ、パプリカ、ゴーヤなどです。また食物繊維を多く含む食材は、玄米、納豆、サツマイモ、こんにゃく、ごぼう、キャベツ、みかんやグレープフルーツなどの柑橘類、しめじやエノキといったキノコ類、ワカメなどの海藻類などです。
まずはこれらの食品を意識して摂取し、バランスの良い食事を心がけることからはじめてみてはいかがでしょうか。
蒸しタオル
朝の時間のない時などは、蒸しタオルでむくみをケアしましょう。温かいタオルで血流を良くして血行を促進します。簡単な方法としては、タオルを濡らして軽く絞り、電子レンジで30秒ほど温めてホットタオルを作ります。蒸しタオルを1~2分顔に当てます。簡単にできる方法ですので、出かける前にむくみを感じた時の応急対処法としても活用してはいかがでしょうか。
鍼
まず、朝起きて顔がパンパンにむくんでいるようなら、リンパの流れを良くするために優しく顔のマッサージを行ってください。クリームやオイルを顔に塗って滑らせながら行うと摩擦は少なくなります。
マッサージ以外に、最近美容意識の高い方を中心に注目されているのが美容鍼です。顔のむくみが気になる方におすすめの施術法で、鍼の刺激によって血液やリンパの流れを整えて溜まった水分を効率良く排出します。
美容鍼について
美容鍼のメカニズム
人間に本来備わっている自然治癒力を引き出す、東洋医学を応用したものが美容鍼です。人間の皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3つの層から成り立っています。美容鍼では真皮にとても小さな傷をつけて刺激します。それによって細胞を壊されたと認識した皮膚は白血球を集めて、修復作業が始まります。修復作業の過程で、表皮や真皮に含まれている肌のハリを保つコラーゲン、エラスチンが生成され、新陳代謝が活発になります。その結果、肌の血行が良くなり、シワ、くすみ、たるみなどの肌悩みをケアすることができるのです。
美容鍼の効果
美容鍼はむくみの原因である血行不良にもアプローチしてくれます。施術中から体がポカポカし、血流が良くなっているのを実感できるでしょう。施術後には、むくみが改善し体がスッキリしているはずです。フェイスラインもキュッと引き締まり効果を感じることでしょう。
また、鍼には副交感神経を優位にし、自律神経の乱れを整えてくれる効果もあります。むくみが解消されるだけでなく、不眠やイライラなど、自律神経の乱れによるさまざまな不調にも効果が期待できます。美容鍼は体が本来持つ力を内側から引き出すため、健康的な美しさを手に入れることができます。
肌トラブル以外にも効果ある美容鍼
美容鍼と聞くと美容にだけ効果があると思われるかもしれません。しかし、鍼は東洋医学の鍼灸治療に基づくものなので、さまざまな肌悩みやむくみ以外にもさまざまな効果が期待できます。筋肉を緩めて体のコリをケアしたり、血流をよくして冷えを改善したり、さまざまな体の不調にアプローチできる施術法です。
最後に
むくみを解消するにはちょっとしたライフスタイルの見直しが大切です。そうはいうものの忙しい毎日の中で知らないうちにむくみに向かっていることがありますよね。そんな時は美容鍼も利用しつつ、むくみの解消を目指しましょう。
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