美容鍼に通う頻度はどのくらい?通院の目安を徹底解説
2019.04.09

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様々な肌トラブルに効果があると言われる美容鍼。一回の施術で効果が実感できることから大きな注目を集めていますが、その効果をキープするためには継続して通うことが望ましいと言われています。ここでは美容鍼の効果と、どれくらいの頻度で通えばよいのか、通院の目安を徹底解説します。
様々な肌トラブルに効果的な美容鍼
肌トラブルを引き起こす原因
幅広い年代で見られる肌荒れや目の下のクマ。年齢とともに目立つようになるたるみやシワ。このような肌トラブルが引き起こされる原因は体の内側にあります。ストレスによって内臓機能や自律神経が乱れ、加齢によって新陳代謝が悪化し、慢性的な冷えで血液の流れが滞り、その結果様々な肌トラブルを引き起こすようになるのです。
体の内側から美しく
美容鍼は東洋医学の一つである鍼治療がベースになっています。鍼治療は全身に存在するツボを鍼で刺激することで血液の流れをよくし、免疫力を向上させます。体が持っている本来の力を引き出すことによって内側から健康な体へと整えていく治療法なのです。
この鍼治療を美容目的でアレンジしたものが美容鍼。鍼治療と同じく顔や全身のツボを刺激し、肌トラブルの原因となっている体内の乱れを整えることで、様々な肌トラブルを解消することができるのです。
美容鍼が肌に与える影響
鍼をすると、体内の免疫細胞はこれを異物と認識し、異物を除去しようと血行を促進させます。血液には組織に必要な酸素や栄養素を運搬する役割があるため、血流がよくなると肌の細胞にも十分な栄養が行き渡るようになります。すると、乱れていた肌のターンオーバーが整うようになるのです。
さらに、鍼をすると細胞にごく小さな傷がつきます。これは鍼を受けている人本人が気づかないレベルの小さな傷ですが、細胞は傷ついた箇所を修復しようと自己治癒力が向上し、新陳代謝が活性化します。その結果、お肌のハリのある若々しいお肌を取り戻すことができるのです。
美容鍼はこんなトラブルに効果的
肌トラブルの解消
美容鍼なら、様々な肌トラブルを一挙に解消できます。年を重ねるにつれて気になるシワやたるみ、くっきりと目立つようになったほうれい線にお悩みの方も多いでしょう。こう行った肌トラブルは、肌のハリを保っているコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸など美肌成分の生成が低下するために起こります。美容鍼は新陳代謝を活性化し、これらの美容成分の生成を促進するため、肌のハリがよみがえりきゅっと引き締まったフェイスラインになるのです。さらに美容鍼の血行促進効果により、クマやくすみなども解消され、明るく美しいお肌を手に入れることができます。
肩こり、冷え性などの体質改善
美容鍼の効果は美容だけにとどまりません。肩こりや冷え性などの体質によるお悩みを改善する効果もあります。肩こりは、筋肉の緊張で血流が滞り、疲労物質が蓄積していることが原因です。血行促進の効果がある美容鍼は、肩周りの血行を促進させることで筋肉の緊張をほぐし、肩こりを解消してくれるのです。
また女性に多い冷え性は、血行不良によって熱のエネルギーが体の末端まで届けられないために起こります。美容鍼で血行が促進されると、熱エネルギーが体のすみずみまで行き渡るようになります。施術中から体がポカポカと温まり、施術後には体がすっきりしていることを実感できると思います。
様々な体調不良
美容鍼は東洋医学の鍼灸治療をベースにしているものです。そのため、鍼灸の効果の一部をそのまま引き継いでおり、自律神経のバランスを整えてくれる効果があります。自律神経は私たちの意志とは無関係に働き、呼吸や消化など生命活動を支えています。緊張時に活発になる交感神経と、リラックス時に活発になる副交感神経からなり、両者のバランスが保たれているからこそ、健康な状態で生活することができるのです。しかし、ストレスや環境の変化等でこの均衡が乱れると、胃腸の不調や不眠、動機などのような様々な症状が現れます。
自律神経の乱れによる症状が厄介なのは、本人は明らかな異常を感じていても、病院の検査では異常が見つからないこと。病院で根本的な治療をするのは難しいのです。自律神経系の治療は鍼灸の得意分野となりますので、お悩みの方はぜひ鍼灸を試してみてください。美容鍼にも同じ効果がありますので、美容のついでに試してみるのもオススメです。
美容鍼の効果はどのくらいで実感できる?
肌のくすみ
美容鍼には、肌のくすみを解消する効果もあります。肌のくすみは、血行不良により血液が酸欠状態になり、肌のターンオーバー(新陳代謝)が乱れるために起こります。美容鍼では施術中から血流がよくなり、ターンオーバーも整えられるため、施術直後からワントーン明るくなった肌を手に入れることができます。
ほうれい線やシワ
シワやほうれい線は、肌の弾力を保つために必要なヒアルロン酸などの美容成分が年齢とともに減少することで徐々に目立つようになります。美容鍼で美肌成分の生成が促進されると肌はハリを取り戻します。ほうれい線やシワも、施術直後から薄くなったことを確認できるでしょう。
リフトアップ、小顔効果
美容鍼でコラーゲンやヒアルロン酸の生成が促されると、頰周りのたるみも解消するため、フェイスラインが引き上がります。フェイスラインがすっきりするので、小顔効果もあります。リフトアップや小顔効果も施術直後から実感できるでしょう。
目の下のクマ
目の下のクマには、大きく分けて3つの種類があります。血行不良が原因で起こる「青クマ」は、美容鍼で血流がよくなるとすぐに改善されます。目の周りの血色がよくなり、健康的で華やかな目元を手に入れることができるでしょう。
一方で、色素沈着による「茶クマ」やたるみが原因で影があるように見えてしまう「黒クマ」は、他の肌トラブルと比べると効果が出るのに少し時間がかかります。しかし、回数を重ねれば徐々に解消されていくので、継続して通院することが肝心です。目の下のクマに対する美容鍼の効果については、詳しくは『目の下にクマができる原因は?美容鍼の効果も徹底解説!』をご覧ください。
肩こりや腰痛
美容鍼は、肩こりや腰痛などの症状に対しても即効性があります。美容鍼により血行が促進されると、たまっていた疲労物質が排出されます。施術直後から体が軽くなり、痛みが軽減されたことが実感できるでしょう。
自律神経の乱れによる体調不良
自立神経の乱れに対して、美容鍼は施術中から効果を発揮します。イライラと昂った神経を鎮め、体をリラックスさせてくれるため、普段不眠に悩まされている方でも、施術中にウトウトと眠ってしまうことも多いです。
美容鍼に通う頻度はどのくらい?
効果の持続性について
美容鍼は肌トラブル以外にも自律神経の乱れや慢性的な冷えやコリなど、幅広い症状を改善してくれる美容法ですが、一度受けただけで悩みが完全に解消されるわけではありません。施術後は血液の流れが良くなり、新陳代謝も活性化されていますが、施術の効果が切れると血流や新陳代謝は悪化し、再び様々な症状に悩まされるようになるでしょう。
美容鍼は体の内側を整えることで効果を発揮するものなので、効果の持続期間は体の状態によって左右されますが、初めて美容鍼を受けた方の場合、たるみやシワの改善効果は10日ほど持続します。施術を重ねて体質や肌質が改善されると持続期間も長くなるのです。
美容鍼に通う適切な頻度は?
ハリッチでは初回の施術から4日~1週間後に2度目の施術を受けて頂くことをオススメしております。そのペースを3~5回続けて頂ければ、体質・肌質の改善が見込めるでしょう。体質が改善された後は、メンテナンスのために3週間に1回ほどのペースで通って頂けると、お肌をいい状態にキープできます。
最後に
美容鍼の効果は施術を受ける人の体質や肌質によって大きく左右されます。そのため、美容鍼に通う頻度も人によって多少バラつきがあります。ここでご紹介した最適な頻度はあくまで一般的な目安ですので、施術者と相談しながらご自身にとって最適なペースで通うといいでしょう。
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