美容鍼でお腹を整える!胃腸を活性化して健康的に美しくなろう!
2019.04.12

Contents
美容鍼には、弱っている胃や腸の働きを改善する効果が期待できます。胃腸の動きが良くないと、毎日のお通じはもちろん、身体全体にさまざまな悪影響を及ぼします。
胃腸の働きが悪くなる原因には、運動不足や食事のとり方、ストレス・血行不良・自律神経の乱れなどがありますが、それら全てを自分で管理・調整することは難しいですよね。そこで試してみたいのが美容鍼です。
美容鍼なら、胃腸の働きを弱らせる原因にアプローチすることができます。ご自宅でのセルフケアとも組み合わせることによって、胃腸を活性化し、健康的な身体づくりや美肌へのお手伝いをいたします。
胃腸の動きが悪いとおこる身体の不調
病院に行くほどではないのだけれど、なんとなく胃腸の調子がよくないことはありませんか。お通じが何日か滞っている、食欲が出ないなど、体調不良とまでは呼べずとも、毎日の生活で気付かないうちに胃腸が弱っていることがあるかもしれません。
胃腸が弱ると、身体に様々な影響が出てきます。そこでHARICCHIでは、胃腸のお悩みに関するアンケートを行いました。
アンケート概要:胃腸に関するお悩みアンケート
(アンケート項目)
・便秘気味だと思う:37.5%
・肌のくすみや吹き出物などの肌荒れがある:31.3%
・あまり食べないのに太りやすい:21.3%
・お腹がいつも張っている感じがある(膨満感) :21.3%
・以前と比べると食欲がなくなった:16.3%
・お腹が緩い :5.0%
(2022年6月インターネットにて実施。HARICCHI独自アンケートによる。回答数80)
「便秘気味だと思う」と回答した方は、全体の1/3以上に登り、多くの方が便通のお悩みを持っていることがわかります。また、胃腸のお悩みと共に肌荒れに悩んでいる方も3割以上いらっしゃいました。
逆に、胃腸のお悩みが特にないという方は全体の3.8%と非常に少なく、個人差はあれど皆さんそれぞれに不安や悩みを感じているようです。
皆さんもぜひ自分の体調について振り返ってみてください。上記のアンケートで、ひとつでも当てはまるものがある方は、胃腸の働きが悪くなってきているかもしれません。
胃腸の動きが悪くなる原因とは
胃や腸に関するお悩みはさまざまで、お通じが何日か滞っている、食事の時間がきても食欲があまりなかったり、その割にお腹はポッコリとふくらんでいたり。
胃腸は食べ物の消化・吸収をはじめとして大切な役割を担っており、悩みをそのままにしておくと、身体に不調が出てくる場合があります。やむを得ず胃腸薬に頼ることもありますが、原因から対処して健康な胃腸を手に入れたいですね。
運動不足と長時間のデスクワーク
デスクワークなどで座りっぱなしの状態や同じ姿勢でずっといると、お腹まわりの筋肉が凝り固まって腸の動きが悪くなる原因になってしまいます。軽いストレッチやちょっとした刺激を与えることで、胃腸の動きを促すことができます。また、腸のぜんどう運動を活発にするにはウォーキングなどの軽い運動が効果的です。
適度に身体を動かすことはまた、眠りの質を高めるセロトニンの分泌を促してくれます。睡眠により自律神経を整えることも腸のぜんどう運動を活性化する要因になります。
食生活の乱れ
暴飲暴食はもちろんですが、消化の良くない食事が続くと胃に負担がかかり、働きが弱くなってしまいます。また、辛いものや冷たいものなど、刺激の強い食べ物を摂りすぎると、胃や腸の壁が荒れてしまい消化する力が弱ってしまう原因になります。
特に夕食に脂っこいものを摂る、食べてすぐに就寝するなどは消化にかかる胃や腸の負担が大きくなります。胃腸が弱っていると感じる時には刺激が少なく消化に良いものを選び、就寝の3時間以上前には食事を済ませるようにしましょう。
血行不良
血行不良も、胃腸の働きが悪くなる大きな原因のひとつとなっています。血の巡りが良くなると体温も上がり、また消化器官のすみずみまで酸素や栄養がスムーズに運ばれ、胃腸の働きが活性化されます。
血行促進には身体の内側からアプローチできる美容鍼がとても効果的です。改善することで、胃腸以外にも美肌効果やストレスの緩和などのメリットも期待できます。美容鍼には即効性があるので施術直後から身体の変化を実感することができます。
ストレス・自律神経の乱れ
緊張や不安などからストレスがかかっている人には下痢や便秘、胃痛などの症状が多い傾向にあります。自律神経には「交感神経」と「副交感神経」があり、昼間、活発に活動している時などは「交感神経」、夜間や就寝時などのリラックスしている時は「副交感神経」が活発に働きます。
自律神経が整っている場合はこれらの状態をスムーズに切り替えられるのですが、緊張や不安が続いたり、睡眠不足などで自律神経のバランスが乱れると、呼吸器官や消化器官・血管などのコントロールがうまくいかなくなります。胃や腸の働きが悪くなると便秘などの症状が出ますし、逆に胃腸の運動が過剰になってしまうと胃痛や下痢を起こすなど様々な不調を感じるようになるのです。
また、腸の神経細胞は脳に次いで多く、この神経細胞によって自立して働くことができます。そのため「第二の脳」と呼ばれ、その働きは自律神経によって大きく左右されます。胃や腸は、自律神経を整えるための重要な場所ともいわれ、自律神経と胃腸の働きにはお互いに深い関係があります。
美容鍼で腸内環境は整えられる?
美容鍼では、どのようなアプローチをして胃腸の働きを促すのでしょうか。前項でも述べたとおり、血行促進には美容鍼がとても効果的です。また、血の巡りを良くすること以外にも、美容鍼には胃腸にうれしい様々な効果が期待できます。
美容鍼の刺激で腸を刺激!
お腹の動きが弱っている方の中には、腹部が硬くなり張っている方がいらっしゃいます。長時間同じ姿勢でいたり、デスクワークなどですわりっぱなしだと、お腹の筋肉がこり固まって胃腸の動きを妨げている場合があるのです。硬くなった腹部や、胃腸に効果のあるツボに美容鍼で刺激を与えて腸の緊張をほぐし、胃や腸の動きを促してあげます。
また、美容鍼の刺激は、セロトニンというリラックス効果のあるホルモンの分泌を促します。ストレスの緩和や睡眠の質の向上にもつながり、自律神経が整うことで胃や腸を正常な働きへと導く効果が期待できるのです。
便秘ケア
便秘の主な原因のひとつは、腸のぜんどう運動が弱いことです。便の移動が遅いため、水分だけが吸収されて固くなってしまい、排出しにくくなります。美容鍼でのアプローチによりぜんどう運動を促すことで、便がスムーズに運ばれるようになれば便秘の改善に繋がります。
また、自律神経の乱れにより、腸内が緊張して動きが悪くなり、便がスムーズに運ばれていないことも考えられます。美容鍼の効果によって自律神経を整えることで、胃腸の働きを正常にして便秘改善につなげることができます。
お腹の鍼にはこんな効果も
腹部にはツボが集中しており、消化器官をはじめさまざまな内臓器官の働きを促進させる効果が期待できます。胃腸のお悩みだけでなく、そのほかの部分で気になる症状のある方は鍼灸師にご相談ください。
胃腸を活性化して身体の中から健康に!
はじめにご紹介したアンケートでたくさんの方からお悩みを回答いただきました。
ここでは、胃腸が活性化することで改善が期待できる症状の一例をご紹介します。
食欲不振
食欲不振には、病気が隠れている場合がある為、まずは医療機関での受診をお勧めします。それにプラスして、胃腸内ケアの為に美容鍼を取り入れてみてはいかがでしょうか。腸内環境が整い、胃腸が活発に動くことで食欲不振の改善が期待できます。
また、食欲不振には、ストレスなどの影響を受けやすい自律神経の乱れが原因の場合もあります。胃腸内ケアと共に自律神経の乱れを整えて、健康的な食生活を手に入れましょう。
冷え・むくみ改善
美容鍼は、腸のぜんどう運動への働きかけと共に、血行促進の効果があります。血流が良くなると、手足の先まで酸素と栄養を血液で運ぶことができ、不要な老廃物も回収してくれますので、冷えやむくみにも効果が望めます。
美肌効果
胃腸とお肌には密接な関係があるのを知っていますか?腸内細菌には善玉菌と悪玉菌、そして日和見(ひよりみ)菌の3種類があります。正常な腸内環境では善玉菌が悪玉菌より多く存在し、優位になっていますが、ストレスや食生活の乱れなどにより悪玉菌が増加すると、腸内環境が悪化し体にはさまざまな不調が現れます。
その症状のひとつが、肌荒れや吹き出物といった肌への悪影響です。悪玉菌によって作られた有害物質は、血液の流れに乗って体中をめぐります。有害物質はやがて肌から体外へと排出されるのですが、その際に皮脂や角質と結びつき、肌荒れや吹き出物を引き起こすと考えられています。「美しいお肌は腸活から」といわれるほど、腸内環境を整えることは美肌や健康には欠かせないポイントなのです。
太りにくい体質へのサポート
腸内環境が整うと、食べ物の消化・吸収がよくなり、便秘も解消されます。さらに、代謝が良くなるというメリットもあります。代謝が良くなると脂肪が燃えやすくなり、痩せやすい体を作ることができます。健康的で美しい体を手に入れるためにも、腸内環境はとても重要なのです。
免疫アップ
心臓を動かしたり、呼吸をしたり、私たちが生きていく上で必要な生命活動は、自律神経がコントロールしています。そのため自律神経のバランスが乱れると、不眠やイライラ、動悸など、様々な症状に悩まされるようになります。
自律神経と腸内環境はお互いに影響しあっており、自律神経のバランスが悪化すると腸内環境は乱れ、腸内環境がよくなると自律神経のバランスも良くなります。つまり、腸内環境を整えることで、自律神経の乱れによって起こる様々な不調を改善することができるのです。
また、腸には全身の免疫細胞の7割が存在すると言われています。腸内環境を整えることで免疫が高まり、風邪をひきにくい健康的な体へと導いてくれるのです。
セルフケアでさらに腸活!
ご自宅でもできる、セルフケアをいくつかご紹介いたします。美容鍼と一緒にすることで、さらに効果や持続性のアップが期待できます。ぜひ試してみてください。
早めの夕食を
普段から、就寝の3時間前までには夕食を済ませる習慣をつけておきましょう。食事を消化しないまま就寝してしまうと、胃腸が活発に動き始めるので寝つきが悪くなる上に、胃腸にも負担がかかります。食事が夜遅くになってしまう場合は、消化の良い食べ物を摂るようにしましょう。
腸活におススメの食品
乳酸菌や麹菌、酢酸菌など、善玉菌を含む発酵食品は腸活に最適です。ヨーグルトや納豆、お味噌汁などは意識して毎日食べたいですね。また、食物繊維やオリゴ糖を含む食材は善玉菌の餌となり腸内環境を整えてくれます。発酵食品と一緒に、積極的に取り入れましょう。
・発酵食品の例:ヨーグルト・チーズ・納豆・味噌・キムチなど
・食物繊維が多く含まれる食材の例:こんにゃく・海藻類・豆類・麦など
お肉や野菜・フルーツなども組み合わせて、バランスの良い食事をとりましょう。
腸活のためのエクササイズ
腸活のためのエクササイズをいくつかご紹介します。適度な運動は健康な体を保つためにも必要です。簡単な運動で良いので、毎日続けることが大切です。
急に、激しい運動や長時間のトレーニングをすると怪我などのリスクもあります。「適度に」「身体が温まり、心地よい疲れ」くらいにとどめ、無理せず続けましょう。
1.ウォーキング
腸活にもっとも効果があると言われているのがウォーキングです。30分から1時間、普段歩く速度より少し早めに歩きましょう。ひざはあまり曲げずできるだけ大股で歩くことで腸腰筋が鍛えられます。慣れてきたら階段の昇り降りなども取り入れるとなお効果的です。
2.ひねりストレッチ
床に寝ころんだ状態で背筋をのばしてひざを曲げ、腰から下だけゆっくりと身体をひねりましょう。右にひねるときは左肩、左にひねるときは右肩が床から浮かないように意識します。
気持ちよく伸びるところまでひねったら、そのまましばらくキープします。右・左と何度か続けると、お腹まわりが温まってくるのを感じるでしょう。身体をひねることでお腹まわりを刺激し、腸の運動を活発にします。
3.腹式呼吸
背筋をのばして下腹に手を当て、おなかが膨らんでいくのを意識しながらゆっくりと鼻から胸いっぱいに息を吸い込みます。たっぷりと酸素を取り込んだら、すこし息を止め、今度はおなかがへこんでいくのを感じながらゆっくりと口から息を全部吐ききりましょう。5回〜10回くりかえします。
腹式呼吸は、新鮮な酸素を吸い込むと同時にお腹を動かすことができます。リラックス効果もあり、腸の働きを活発にするとともに副交感神経を整え、血行促進にも繋がるので大変おすすめです。
今回は3点のみご紹介しましたが、ヨガやピラティスなど胃腸に働きかけるエクササイズは沢山あります。無理のない範囲で、ご自分に合ったエクササイズを続けられるといいですね。
まとめ
胃や腸の不調は、肌荒れを引き起こしたり自律神経の乱れを招いたり、放置しておくと身体によくない影響を与えかねません。美容鍼では、顔やお肌のお悩みだけではなく、お腹にも鍼をして胃腸を整える効果が期待できます。それにより、結果的に美容や健康にうれしい効果がたくさん得られます。
お一人お一人のお悩みによって鍼をするツボも変わってきますので、気になる点はカウンセリング時に鍼灸師にご相談ください。
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