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つらい頭痛を美容鍼で改善できる?片頭痛の原因と改善方法も徹底解説

2019.04.16

Contents

頭痛は本当に憂鬱ですよね。やらなきゃいけないことがたくさんあるのに、頭が痛くては思うように動けない。できるだけお薬に頼りたくないけれど、背に腹は代えられない…。歳を重ねるごとに頭痛を起こす頻度が高くなってきたという方も多いかもしれません。ハリッチでは、頭痛の根本的な原因を探して改善するために、お客様に丁寧に問診してから施術させていただいています。この記事では美容鍼でケアできる頭痛や、注意しなければいけない症状について解説します。

美容鍼で頭痛はケアできる?

頭にはたくさんのツボがあるため、美容鍼で頭痛をケアできます。美容鍼は自律神経に働きかけてストレスを緩和させ、ツボを刺激することによって固くなった筋肉をほぐすことができるのです。

 

そのため、ストレスや血流の流れが悪くなって起こる頭痛を美容鍼でケアすることができます。頭痛は辛いけれど薬にあまり頼りたくない、という方はぜひお試しください。

 

美容鍼でケアできる頭痛の種類

次のような頭痛は、美容鍼でケアすることができます。

 

・「緊張性頭痛」

・「自律神経の乱れから起こる頭痛」

・「ホルモンバランスの乱れによる頭痛」

 

こういった頭痛の原因やセルフケアの方法について、解説していきます。

緊張性頭痛

頭痛のほとんどが緊張性頭痛と言っても過言ではないほど、多く見られるタイプの頭痛です。命にかかわるほどの危険なものではありませんが、常に筋肉が収縮しているため、頭が締め付けられるような痛みがあります。

 

このタイプの頭痛は頭全体が痛いのが特徴で、頭の中で石がゴロゴロ転がっているようだという人もいます。

 

パソコンやスマホなどを同じ姿勢で見続けることにより、頭の後ろから肩にかけての大きな筋肉「僧帽筋」が硬くなると、起こりやすくなります。いわゆる「肩こり」の状態です。

 

本来、筋肉というのは柔らかでしなやかですが、疲労がたまると徐々にかたくなり、血管やリンパ管が圧迫され、血流が滞ることで、さらに疲れが溜まりやすくなってしまうという悪循環に陥ります。

 

特に肩まわりの筋肉は後頭部につながっているので、頭の筋肉を鍼でほぐし、血流をよくすることで、肩こりも解消できるのです。また、お風呂に浸かるなど、温めると楽になるでしょう。

 

美容鍼は凝り固まった筋肉に直接アプローチして、滞った血流をうながします。運動やマッサージも効果はありますが、またすぐに筋肉は硬くなります。筋肉そのものに働きかけ、ツボに鍼を打つことで体の気血の流れを促す美容鍼を試してみてはいかがでしょうか。

自律神経の乱れから起こる頭痛

ストレスから頭痛が起きることもあります。また、頭痛そのものがストレスになり、さらに頭痛を起こすこともあります。ストレスをまったく感じずにいられる人はいませんが、あまりにも強すぎる場合は有害になります。特に頭痛は、ストレスに対する体の警告です。ストレスによる頭痛が頻繁に起きているなら、立ち止まって生活スタイルを見直す必要があるかもしれません。

 

美容鍼は自律神経に働きかけることにより、副交感神経の働きを活発にします。副交感神経は人が夜に寝ているときに活発になるもので、ゆっくりとした呼吸に整え、体の緊張をほぐします。

 

施術を受けている方が途中からぐっすりお休みになられることもしばしばです。リラックスした状態は自律神経を整え、頭痛を改善することができます。

ホルモンバランスの崩れによる頭痛

生理の前触れとして頭痛が起きるという人は、多くいるようです。また、妊娠中にひどい頭痛に悩まされたという方もいました。これらはすべてホルモンのバランスが崩れたことによって起きた頭痛だと考えられます。

 

ホルモンのバランスを整え、不快な頭痛を軽減するために、昔から鍼灸が活用されています。

片頭痛とは

片頭痛は慢性的な頭痛のひとつです。前述の緊張型頭痛は頭全体が締め付けられるような重い痛みであるのに対し、片頭痛ではこめかみから目の辺りにかけて「ズキズキ」「ガンガン」と脈を打つような発作性の痛みがあるのが特徴です。頭の片側が痛むこともあれば、両側に痛みを感じることもあります。いったん痛み出すと4時間~3日間は痛みが続き、ひどい場合は吐き気を伴うことも。

 

体の司令塔である脳へ、多くの酸素とエネルギーを届けているのが血液で、この血液の流れが滞ると頭痛の原因となります。頭部の血行が悪くなると、体は滞っている血流をよくするために、血管を拡張させる物質を放出します。その結果、一時的に頭部の血流が増し、頭痛が起こるのです。これが「片頭痛」です。

 

鍼には血行促進の効果があるため、頭部に鍼をすることで血行が良くなり、頭痛のケアや予防効果が期待できます。

片頭痛の原因は?

首や肩の凝りなどが原因で起こる「緊張型頭痛」と「片頭痛」は、どちらも命にかかわることがない点は共通していますが、頭痛が起きる仕組みや表れ方は違います。

 

はっきりとしたメカニズムは解明されていませんが、代表的な説では脳内の三叉(さんさ)神経への刺激が片頭痛の原因とされています。三叉神経は脳の中で最も大きい神経で、顔面の周囲に張り巡らされています。この三叉神経が刺激されると、脳内の血管が拡張して炎症性の物質が放出され、痛みを引き起こすと考えられています。

 

さらに、片頭痛は以下のような様々な原因で起きることがわかっています。

ストレス

ストレスは、血管の収縮・拡張をコントロールするセロトニンという物質を過剰に分泌させます。それにより一時的に血管が収縮すると、その反動で収縮していた血管が急に拡張し、それが三叉神経への刺激となって片頭痛を起こすと考えられています。

 

ストレスを感じているときに起こる人もいますが、仕事のない週末など、ストレスから解放されたときに片頭痛が起こる人が多いのも特徴です。

気候・気圧

片頭痛と気候は密接に関係しています。低気圧のときに片頭痛の発作が多い傾向が見られるほか、春から秋にかけての日差しの強いシーズンに片頭痛が多くなるという報告もあります。

食べ物

食べ物の中にも、血管を拡張させ頭痛を誘発する物があることが、研究でわかっています。チョコレート、チーズ、ハム、赤ワインなどの食品は、摂りすぎると片頭痛を誘発する可能性があるので注意しましょう。

片頭痛が起きたときは

いつもと同じ鎮痛剤を飲んだのに効かないときはありませんか?それは片頭痛かもしれません。病院で片頭痛専用の鎮痛剤を処方してもらいましょう。また、それと同時に以下の方法をいくつか試してみてください。

暗い場所で静かに過ごす

片頭痛は、頭を動かすと痛みが増す傾向があります。もし片頭痛の発作が起きた場合は、できるだけ頭を動かさないようにして、安静にしましょう。

 

また、光や騒音でも痛みが増してしまうので、暗い場所で横になり静かにしていると、早めに落ち着きます。

ツボ押しマッサージも効果的

痛みを軽減させるには、頭にあるツボを押してマッサージすることも有効です。頭のツボは実際に痛みがある場所と近いので、ここを刺激することでダイレクトに効果が現れます。片頭痛に効くツボは頭以外に、手や足にもあります。

痛み止め薬の飲み過ぎは注意

痛みがあるとき、まずは市販の頭痛薬を飲む方も多いと思いますが、そもそも片頭痛の薬は市販の頭痛薬とは作用が異なります。市販の頭痛薬でも一時的には痛みが和らぐかもしれませんが、長期的な治療に適したものではありません。

 

片頭痛の薬は医療用で、病院で医師の診察を受けて処方してもらう必要があります。片頭痛の疑いがある場合は、まず頭痛外来などの医療機関を受診しましょう。

 

また、片頭痛の薬は、1日の服用量や続けて飲むときに空けなければならない時間が決まっているので、医師または薬剤師の指示に従ってください。

片頭痛に効くツボは?

ハリッチには、東洋医学を学んで体のツボに精通した施術者がたくさんいます。そんなハリッチスタッフがおすすめする「頭痛を楽にするツボ」をご紹介しましょう。

百会(ひゃくえ)

頭のてっぺんの、ややくぼんだところにあるツボです。呼吸のリズムに合わせて、心地よいと感じる強さで3分間ほど押すと、痛みが和らいできます。

風池(ふうち)

うなじの真ん中にあるくぼみと、耳の後ろの出っ張っている骨の下端の中心にあります。親指を風池に当て、ゆっくりと頭を後ろに倒すと、ツボに親指がぐっと入っていきます。

太陽(たいよう)

目尻から指2本分外側の、こめかみよりやや前のくぼみです。ゆっくり息を吐きながら数秒間押すことを繰り返します。

攅竹(さんちく)

攅竹は眉間にあるツボで、片頭痛で目に痛みがあるときに効果的です。つまむようにゆっくり刺激しましょう。

合谷(ごうこく)

親指と人さし指の骨がまじわったところから、やや人さし指寄りのへこんでいる部分です。ここを刺激することで体全体の痛みを和らげることができます。3秒ほど力をかけては放す、ということを数分間繰り返してください。

列缺(れっけつ)

手の親指側、手首の付け根から指2本分下でちょうど脈動を感じる場所です。ズキズキした痛みがあるときに効果的です。

頭痛を予防するために

頭痛がなぜ起きるかは、はっきりとはわかっていません。同じ人が同じ状況になっても、頭痛が起きるときと起きないときがあります。しかし、ある程度は頭痛が起きる仕組みが解明されたため、予防法もわかってきました。

規則正しい生活を

日常のふとしたことがきっかけで、頭痛の発作は誘発されます。ただ、何が引き金になるかは人それぞれ違います。その引き金を把握して避けることで、頭痛を予防することができます。

 

例えば、日差しが大きく関係する場合は日傘やサングラスで遮光する、食生活が関係する場合は和食中心を心がけチーズやチョコレートの過剰摂取に気をつける、といったことなどです。ほんの少しの心がけで頭痛は予防できますので、ぜひ試してみてください。

鍼は効果がある?

頭痛に対する鍼の効果については、現在も多くの研究が進められており、様々な研究結果から鍼治療が有効なのではないか?と言われています。しかし、片頭痛は血管が拡張し過ぎることで起こるため、鍼によって頭の血流を良くし過ぎてしまうと、むしろ悪化させてしまう場合もあります。

 

しかし、ツボをうまく刺激することで、拡張した血管を元に戻し、ズキズキとした痛みを軽減させることもできます。片頭痛の場合は十分な注意を払いつつ、ツボを刺激するように施術を行います。

医師の診察を受けるべき頭痛

結論から言えば、すべての頭痛は医師の診察を受けるべきです。命にかかわる頭痛なのか、そうでない頭痛なのか、自己判断は禁物です。頭痛が続くときには「脳神経外科」を受診しましょう。

 

MRI検査などで脳に重篤な疾患がないことを確認し、医師から慢性的な頭痛だという診断があれば、ひとまずは安心です。次のような頭痛があるときは、まず病院で診察を受けてください。

 

・今までに感じたことがないような強い痛み

・突然に始まった頭痛が治まらず、どんどんひどくなっていくとき

・頭痛と同時に吐き気やめまいがするとき

・頭痛と同時に目が見えにくいと感じるとき

・手や足の(特に)片方にしびれや痛みが出たとき

・高熱があるとき

 

「一次性頭痛」と「二次性頭痛」

「一次性頭痛」とは、原因となる病気がないのに起こる頭痛です。病気が原因で起きる頭痛を「二次性頭痛」といいます。脳腫瘍、脳梗塞、慢性または急性クモ膜下出血、髄膜炎や脳膜炎など命にかかわる危険な頭痛です。

 

一次性頭痛は、こういった病気の可能性を除外してから判断されます。慢性的に起きる頭痛で、命にかかわることはありません。とはいえ、頭痛は生活の質を落とします。突然目の前がチカチカしたり真っ暗になったり、ひどいときには何日も続いたり吐いてしまったり。市販の頭痛薬ではよくならず、寝込んでしまったりすると憂鬱になりますよね。

その頭痛の原因は何か

頭痛の原因になるものはたくさんあります。寝不足、アルコール、遺伝、強い光、肩こり、ストレス、ホルモンバランスの変化…などなどなど。ここで、ハリッチのお客様に、頭痛についてお聞きしました。

 

(2022年6月ハリッチ独自アンケートによる。回答数80名・複数回答)

 

【Q1】頭痛を経験したことはありますか?

  • ・ある:76人(95%)
  • ・ない:4人(5%)

 

95%もの人が「頭痛を経験したことがある」と答えています。「今まで生きてきた中で一度も頭痛を経験したことがない」という人はあまりいません。ですが、頭痛のほとんどは心配のないものです。

 

【Q2】頭痛の頻度はどれくらいですか?

 

少ない人で月に1〜2回、多い人はなんと「毎日のように頭痛がある」と回答しています。これは辛いでしょう。さらにお聞きしました。

【Q3】どんな条件で頭痛が起きますか?

頭痛が起きる条件は人によって様々ですが、顕著なところでは「天気」が大きく関係していそうです。お天気は私たちにはどうしようもありませんが、頭痛はある程度コントロールできます。

 

また、コロナ禍以降の新しい生活様式も頭痛の原因のひとつになりました。感染症に対する恐怖感や、厳しい感染対策へのストレス、マスクを着用することによる息苦しさなど。在宅ワークが多くなってからは、パソコンやスマホを使う時間が長くなり、肩こりなど血流が悪くなったことも頭痛の原因でしょう。

 

頭痛の種類もまた、いろいろです。ひとことで頭痛といっても、それほど心配しなくてよいもの、病院で適切な治療を受けるべきものとがあることを知っておく必要があります。

最後に

頭痛は辛いものですが、日常のちょっとした心がけで予防することができます。まずは自分の生活習慣を把握し、頭痛と上手く付き合っていきましょう。頭痛が長く続き、ひどくなっていく場合はためらわずに病院を受診してください。

 

また、頭部のツボは、特に顔や肩、首回りなどの症状に効果があります。慢性的な頭痛や肩こり、眼精疲労などにお悩みの方は頭部の鍼を受けてみるのもよいでしょう。

 

興味のある方はぜひ一度ハリッチにご相談ください。

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