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血行不良を改善する3つの方法とは?不調の原因と美容鍼にできること

2019.04.18

Contents

肩こりや頭痛、月経周期の乱れなど、血液の流れが悪化することで引き起こされる体調不良はたくさんあります。ここでは、血行不良により引き起こされる様々な症状と、その対処法について解説していきます。

血行不良を改善するために役立つ3つのこと

血行不良を改善するためにどんなことが役立つでしょうか。

1.血行を良くする食べ物
2.運動
3.入浴

 

ひとつずつ詳しく解説します。

【血行を良くするために取り入れている習慣はありますか】

HARICCHIでは80人を対象に「血行を良くするために取り入れている習慣はありますか」というアンケートを取ったところ、ベスト5は以下のような結果となりました。

 

  1. 湯船に入る、入浴をしっかりするなどのお風呂関係・・・ 24人
  2. ストレッチ・・・ 17人
  3. ジム、ヨガ、ジョギングなどの運動・・・ 12人
  4. マッサージ・・・ 9人
  5. 水分を取る・・・ 4人

 

(※2022年6月インターネットにて実施・HARICCHI独自アンケートによる)

 

ツボ押し・ホットマスク・鍼灸に行く・白湯を飲む・腹巻きをするなどの回答もありました。みなさんが取り入れている習慣も含め、改善案を紹介します。

血行を良くする食べ物

血行を良くする食べ物は多く存在します。参考までに以下にまとめましたが、大切なのはバランス良く、程よく摂取することです。

 

・酢や梅干し、レモンなどの柑橘類

これらに含まれるクエン酸は、血液の酸化を抑制し、血行を良くする効果が期待できます。 

 

・サンマやイワシ、サバなどの青魚

これらに含まれるEPAには、血液をサラサラにする作用があります。血栓や脂質異常を予防する働きも期待できるので、積極的に摂取したい食べ物です。

 

・赤ワイン、緑茶、ココア

これらに含まれるポリフェノール類もコレステロールの酸化を防ぐため、オススメです。しかしアルコールの取りすぎは反対に血液をドロドロにする可能性もあるので、注意が必要です。

 

・にんにくやニラ、ねぎ

これらに含まれるアリシンは血行促進作用があります。血栓が作られにくくなる効果もあるため、循環器疾患へのリスクを減らすことも期待できるでしょう。

 

・生姜

ショウガに含まれる辛み成分には、体を温めたり発汗を促したりする作用があります。

 

・昆布やわかめなど海藻

「ぬめり」の正体であるアルギン酸はコレステロールの吸収を妨げて、体外へ排出させる働きを持っています。海藻類は血糖値の上昇を抑える働きのほか、新陳代謝を活発にして血流を促す働きもあります。

 

・かぼちゃ、アスパラガス、ピーマン、フルーツ類、植物油、ナッツ類

ビタミンC・ビタミンEを多く含んでいる食材は高い抗酸化作用を持っています。血管の老化・脂質の生成を防いでくれます。

 

 運動

運動の中でも特に有酸素運動が血行促進に良いとされており、ウォーキングやジョギング、水泳などがおすすめです。これらは、筋肉に適度な刺激を与え続けることで血液の流れを促進するといわれています。

 

また、血液を心臓に送り返すポンプの役割を持ち「第二の心臓」ともいわれるふくらはぎは、筋トレを行うなどして積極的に鍛えましょう。

 

ふくらはぎの筋肉を鍛えることで、全身の血行を促進し、冷えやむくみはもちろん、高血圧などの予防・改善にもつながります。

 

運動する時間をなかなか取れない人は、積極的に階段を使うようにしましょう。階段の上り下特に、階段を上るときはふくらはぎの筋肉を使うため、脚全体の血流改善が期待できます。

 

入浴

前述のアンケート結果から血行促進改善の手段として、日常的に湯船に入ることを意識している人が多いことがわかりました。入浴は血行を促し代謝を高めてくれる効果があります。

 

もちろんただお湯につかるだけでも血行は促進されますが、より効果が期待できるお風呂の入り方を試してみてはいかがでしょうか。

 

体温よりやや高めの38℃前後のぬるめのお湯にゆっくり20分程度全身ゆったりとつかるのが理想的。ぬるめのお湯に浸かると副交感神経が優位になり、頭や体をリラックスさせることができます。


その際に入浴剤を使うことで、入浴による温浴効果をさらに高めることが期待できます。入浴剤にはいろいろな種類がありますが、血行促進には「無機塩類系と炭酸ガス系」の入浴剤がおすすめです。

 

炭酸ガスには血管を拡張させ、血流量を増やす作用があるため、お湯の温度が低くても効率よく血流を改善する効果が期待できます。血流が改善すると老廃物や疲労物質を排出しやすくなります。無機塩類系は、湯冷めしにくい効果があります。

 

入浴剤に含まれる硫酸ナトリウムや炭酸ナトリウムといった塩類が、皮膚の表面のタンパク質と結びついてベール(保護膜)をつくるので、熱が逃げづらく、身体の芯まで温まり、湯上がり後もポカポカが長続きします。

 

それ以外にも、お風呂上がりの足マッサージで、ツボがたくさんある足裏やふくらはぎをほぐすことで血行が良くなり、入浴後のポカポカ感の持続にもつながります。

血行不良になる理由

そもそも、なぜ血行不良は起きるのでしょうか。主な原因を挙げましたので、その原因をできるだけ取り除くような生活を心がけることが大切です。

運動不足

血行不良の大きな原因は運動不足です。体の中で血液が滞りやすいのは下半身です。下半身はポンプの役割を果たす心臓からも離れているため、重力の関係で血液は上にのぼるよりも下へ降りていきやすくなります。

 

通常、心臓の代わりにふくらはぎの筋肉がポンプの役割を果たすのですが、運動不足でふくらはぎの筋肉が少ないと血液を上に送り出す力が不足してしまうため、血行不良に陥ってしまうのです。

 

運動不足で血行不良が起こると動脈硬化、高血圧、心臓病など血液に関する病気が多くなります。

 

食生活の乱れ

健康な血液はサラサラとしていて血管の中をスムーズに流れます。しかし偏った食生活やお酒の飲み過ぎなどで血液中の糖質や脂質が増えると、体に必要な栄養素が不足し、ドロドロと粘度の高い血液になってしまいます。

 

ドロドロした血液はそれだけで血流の流れを悪化させますが、さらには血管を詰まらせる原因にもなり、血管が詰まるとさらに血行は悪くなる悪循環に陥るのです。

 

化学調味料や食品添加物、ジャンクフード、清涼飲料を減らし、緑黄色野菜や魚、豆類などを多く摂取する食生活を心がけましょう。

自律神経の乱れ

食べ物を消化するために胃を動かしたり、体温を維持するために汗をかいたりするような、人が生きていく上で必要な活動は自律神経によって支えられています。

 

全ての内臓や血管、分泌腺を支配している自律神経は、血管を拡張・縮小して体温を調整する役割も果たしているため、自律神経のバランスが乱れると血行不良に繋がるのです。

血行不良が引き起こす不調

最近体調がすぐれないなと感じている場合は、血行不良が原因となっていることも少なくありません。ここでは血行不良が引き起こす不調にはどのようなものがあるのかを説明してまいります。

筋肉のこり・頭痛

筋肉はもともとしなやかで柔らかい性質です。ところが、血行不良によって老廃物が停滞するようになると筋肉は緊張状態になったり炎症を起こしたりして、痛みを感じるようになります。

 

特によく使う肩周りや腰回りの筋肉は血流が悪いと疲労物質がたまりやすくなり、それが肩こりや腰痛の原因になるのです。

 

これに加えて精神的なストレスが強まると、血流をコントロールしている交感神経が過剰に反応し、首や肩周辺の筋肉を緊張させて血行不良を引き起こします。

 

血流が悪く老廃物が蓄積されていき、硬くなった筋肉が周囲の神経を圧迫するようになるため、首や肩などの筋肉のこりが頭痛を引き起こすこともあります。

 

冷え

血液は酸素や二酸化炭素、栄養などを運搬するだけでなく、体の中で作った熱を全身に届ける働きもしています。脳や臓器が活動するのに最適な温度を保つために、血管を拡張させたり収縮させたりして血液の量を調節するのです。

 

血行が悪くなると熱をうまく伝えられず、手や足の先がいつも冷たいという状態になります。これが「冷え」です。

 

これは、手足が心臓から離れており、血管が細いということも大きな要因です。慢性的な冷えが起こると風邪や頭痛、下腹部痛など、さまざまな不調が引き起こされやすくなりますし、肩こりや腰痛などを悪化させます。

 

女性の場合は子宮に冷えがたまると生理痛や生理不順、不正出血の原因となることもあるので注意が必要です。

 

肌トラブル

皮膚の表面には無数の毛細血管が走っています。新しい肌細胞を作るために必要な栄養や酸素はこの毛細血管から届けられています。

 

そのため血流がスムーズだと、栄養や酸素が体の隅々までまんべんなく運搬され、老廃物は体外へと排出されます。しかし、血行不良になると老廃物が流れていかずに新しい細胞を作る力が低下します。

 

その結果肌のターンオーバーが乱れ、シミやくすみ、たるみ、ニキビなどの肌トラブルが表れやすくなります。また、血液は酸素を積んでいる時は鮮やかな赤色をしていますが、酸素を手放すと黒っぽく変色するという特徴があります。

 

血流が悪いと肌の表面でどんどん酸素が吸収されてしまい、表皮の下はいつも黒ずんだ血液に覆われるようになります。特に皮膚の薄い目の下は血液の色が目立つため、クマの原因になります。

 

血行改善のために美容鍼ができること

血流の流れが悪いために生じたコリや冷えなどの症状を改善したい場合には鍼治療を試してみてはいかがでしょうか。東洋医学の一つである鍼は、全身に存在するツボを鍼で刺激する治療法です。

 

鍼によって刺激を受けた体は、体内に異物が入ってきたと認識し、異物を排除しようとその場に血液を集めます。結果として血流を良くし、免疫力を高め、新陳代謝を活発にする効果が期待できます。

 

施術直後から体がポカポカと温まるのを感じられるほどの効果があり、血行不良や冷え対策には有効な手段と言えます。使用する鍼は髪の毛ほどの太さの極細鍼を使用しているため、施術中に痛みを感じることはほとんどありません。

 

体質によっては、出血や内出血をする場合もありますが、その際の出血量はごく僅かで、内出血は1〜2週間ほどで落ち着きます。内出血についてはこちらの記事も参照してください。

 

美容鍼で内出血するって本当?美容鍼のリスクを徹底解説! | 美容鍼灸の銀座ハリッチ | 東洋医学治療と美容鍼灸でいつも最高のあなたへ (haricchi.jp)

 

最後に

今回は血行不良の原因やそこから派生する不調、それらを改善させるための血行促進の方法までご紹介しました。様々な体調不良を引き起こす血行の悪化を改善するには、生活習慣の見直しが何よりも大切です。

 

ただ、運動や入浴の時間をしっかり確保できない方も多いと思いますので、そのような場合はぜひ鍼治療を試してみてください。

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