お肌を若返らせる!再生医療の技術から生まれた「ヒト幹細胞培養液」とは
2019.08.20

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いま美容業界では、ヒト幹細胞培養液が注目されています。これは再生医療の技術から生まれた、美肌作りをサポートしてくれる物質で、ヒト細胞培養液を配合したスキンケア商品も多く展開されています。ここでは、ヒト細胞培養液とは何か、その働きと効果について解説します。
美容業界で大注目を集める「ヒト幹細胞」とは
幹細胞の働き
私たちの体はさまざまな細胞の働きによって支えられています。全ての細胞には寿命があり、体の中では常に新しい細胞が作り出されているわけですが、その細胞を生み出す能力を持っているのが「幹細胞」と呼ばれる特殊な細胞です。幹細胞は細胞分裂の過程で、同じ幹細胞になることも、全く別の機能を持つ細胞になることもできます。つまり、幹細胞はあらゆる細胞に変身できる力を備えた万能な細胞なのです。
再生医療の技術から生まれたヒト幹細胞培養液
怪我や病気で組織がダメージを受けると、私たちの体は新しい細胞を作り出し、損傷した組織を修復しようとします。しかし、体内の細胞だけでは修復に時間がかかったり、加齢などで細胞の回復力が衰えてしまうと、修復が困難なケースもあります。そこで注目されているのが再生医療という技術です。再生医療は怪我や病気の治療をするときに、薬ではなく細胞を使って、私たちの体がもともと持っている修復力を引き出し、機能の回復を目指します。
中でも、ヒトの脂肪組織から抽出・培養した「ヒト幹細胞培養液」は、すでに膝軟骨の再生などに応用されています。
美容分野では、このヒト細胞培養液を活用することで、肌に新しい細胞を生み出すよう促し、いきいきとした美しい肌へと導いてくれると期待されています。
簡単にまとめると…
幹細胞は、あらゆる細胞になれる能力をもった細胞です。中でもヒト幹細胞培養液はヒトの脂肪組織から抽出・培養したもので、再生医療の現場でも使われています。ヒト細胞培養液は肌の新しい細胞を作り、美肌をサポートする機能性素材、つまりお肌の若返りを促す物質として美容業界からも注目されているのです。
ヒト幹細胞培養液の働きと効果
年齢とともに気になるくすみやたるみ
肌は一定のサイクルで生まれ変わりを続けています。肌の内側から新しい細胞が作られ、それが徐々に肌の表面(表皮)へと押し上げられてゆき、やがて老化した細胞は肌の表面から垢や角質となって流れ落ちるのです。この一連の流れをターンオーバーと言います。
ターンオーバーの周期は20代で約28日間と言われていますが、加齢とともにこの周期は長くなってきます。ターンオーバーが乱れると、いつまでも古い細胞が肌にとどまっている状態になり、代謝も落ちて、くすみやたるみの原因となります。
ヒト細胞培養液は表皮の細胞を活性化させてターンオーバーを正常化し、ターンオーバーの低下による肌トラブルを解消する効果が期待されています。
美肌成分の生成を促進
加齢とともに訪れる変化は、ターンオーバーの乱れだけではありません。ハリを保つために重要な肌の真皮層にも変化が訪れます。真皮層には、肌の弾力を維持するために重要な役割を果たしているコラーゲンやエラスチン、肌の水分を保持するヒアルロン酸などの美肌成分が含まれていますが、年齢を重ねるにつれ、これらの美肌成分はどんどん生成量が落ちていきます。その結果、肌のハリが失われ、しわやほうれい線が目立つようになるのです。
ヒト細胞培養液は、美肌成分の生成を促進する効果が期待されています。お肌を若返らせ、年齢に負けない、ハリのある美肌へと導いてくれるのです。
最後に
いま美容業界で注目を集めているヒト細胞培養液は、再生医療の技術から生まれました。細胞を活性化させることで体の内側から美しさを引き出し、健やかな肌を育てる話題の機能性素材です。ヒト細胞培養液を配合したスキンケア商品も数多くラインナップされているので、気になる方はぜひ試してみてくださいね。
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