お肌が乾燥する原因は?かゆみ、パサつきに効果的な対策を教えて!
2019.12.10

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きちんとお手入れしているはずなのに、お肌がゴワゴワする、つっぱったような感じがする・・・。それはもしかすると、肌の乾燥が原因かもしれません。ここではお肌が乾燥する原因と対策についてご紹介します。
肌の乾燥
年をとると皮脂腺の機能が低下するため、若い頃よりも肌が乾燥しやすくなります。そのため、しっかりお手入れをしていても、お風呂から出た後の肌のつっぱりが気になるようになります。肌が乾燥するとゴワゴワして粉を吹くこともあり、メイクにも影響があります。
肌が乾燥すると・・・
かゆみ・肌荒れを引き起こす
肌の乾燥を防いでいるのは、お肌の表面にある「角質層」という部分です。角質層は、レンガのような角質細胞が積み重なっていて、その隙間を角質間資質がセメントのようにぴったりと埋め尽くすことによって、肌の内部から水分が逃げていくのを防いでいます。また、外部から異物の侵入を防ぐ、バリアの役割も担っています。
この角質層のバリア機能が低下すると、肌の内側から水分が逃げていきやすく、乾燥の原因となります。しかも、異物の進入も受けやすく、花粉やほこりなどのちょっとした刺激に過敏に反応し、肌荒れやかゆみなどを引き起こすのです。
シワやほうれい線の原因にも
肌の表面が乾燥していると、小さなシワが刻まれるようになります。特に皮膚が薄い場所は乾燥しやすいため、目の下や口の周りに細かなシワができてしまうのです。そのまま放置するとシワはどんどん増えて繋がり、目立つシワやほうれい線になってしまいます。
お肌が乾燥する原因は?
ターンオーバーの乱れ
肌の細胞は肌の内側から生まれ、それが次第に表面へ押し上げられていき、肌を乾燥から守ってくれる「角質層」となります。やがて古くなった細胞は垢や角質となって剥がれ落ち、新しく下から押し上げられてきた細胞が再び角質層を作るのです。肌の細胞が生まれてから、垢や角質として剥がれ落ちるまでのこの一連の周期をターンオーバーと言います。
ターンオーバーの理想的な周期は28日間と言われていますが、ストレスや加齢などの影響でこの周期が乱れると、角質層にすき間ができてしまいます。するとそこから水分が蒸発しやすくなり、お肌の乾燥を引き起こすのです。
冷房や暖房などの空調システム
冷房や暖房などの空調システムは空気中の水分を吸収するため、長時間使用していると空気が乾燥してきます。空気が乾燥しやすい冬はもちろんのこと、夏場の冷房の使用でも空気は乾燥します。空気が乾燥すると当然お肌も乾燥してしまうので、空調システムの使用には注意しましょう。
紫外線によるダメージ
皮脂はテカリの原因となるため、不要なものと考えている方もいらっしゃるかもしれません。しかし、皮脂と汗が程よく混ざってできた皮脂膜は、角質層から水分が逃げないようフタをして、肌を乾燥から守る働きをしています。
紫外線はこの皮脂膜を酸化させ、肌のバリア機能を低下させてしまいます。しかも繰り返し紫外線を浴びていると、肌を守ろうとする機能が働いて余分な角質がたまるようになります。角質がたまると肌は水分を吸収しにくくなるため、スキンケアをしても水分がしっかり浸透せず、さらに乾燥しやすい状態を招く悪循環に陥ってしまうのです。
栄養不足
偏った食事などで栄養バランスが乱れていると、肌にも悪影響です。栄養が足りていない状態では、お肌の細胞を健やかに成長させることができません。特にターンオーバーを正常化するビタミンAや、肌の代謝を促すビタミンB群、バリア機能を保つセラミド、角質層で水分を保持する「天然保湿因子(NMF)」の原料となるアミノ酸などは、積極的に摂取したい栄養素です。
熱いお風呂やシャワー
意外かもしれませんが、毎日のバスタイムもお肌の乾燥を招くことがあります。肌を乾燥から守ってくれている皮脂やセラミドは高温のお湯に弱いため、お風呂やシャワーの温度が高すぎるとどんどん流れていってしまいます。また、シャワーの水圧が強すぎても角質層をいためる原因となります。
お肌の乾燥に効果的なケアは?
化粧品でしっかりお手入れ
お肌の乾燥を防ぐためには、丁寧なお手入れが欠かせません。面倒だからといって化粧水だけで済ませていませんか?保湿対策は化粧水で潤いを与え、乳液やクリームでフタをして水分をお肌に閉じ込めましょう。また角質層には細胞が8~10層も重なっています。薄い角質層に、まんべんなく水分を行き渡らせることは意外にも難しいのです。化粧水をしっかりムラなく浸透させるためには、コットンの使用をおすすめします。
洗顔や拭き取りの際もお肌をゴシゴシこすったりせず、優しく肌をいたわるようにして角質層への負担を避けるようにしましょう。日焼け止めや日傘など、紫外線対策もお忘れなく。
乾燥対策に効果的な食べ物を取り入れる
お肌にしっかり栄養を届けるためには、バランスの取れた食生活を心がけましょう。以下の食品はバリア機能の低下を防いでくれます。意識して取り入れるといいですよ◎
- ●にんじん、かぼちゃ、ほうれん草などの緑黄色野菜:ターンオーバーを整えるビタミンAが含まれる
- ●納豆、牛乳、肉、魚:肌の代謝を促すビタミンB群が豊富
- ●こんにゃく、ブロッコリー:セラミドを含みお肌のバリア機能を保つ
良質な睡眠時間を確保して
睡眠をしっかり取ることも重要です。起きているとき、血液は脳に集中して送られますが、眠ると全身に血液が巡るようになります。お肌の細胞は血液から栄養を受け取っているので、血流が良くなることは美肌へと繋がります。
さらに、細胞の修復や代謝に関係している成長ホルモンは、ノンレム睡眠(深い眠り)の間に活発に分泌されます。乾燥を防ぎ美肌を手に入れるためにも、睡眠時間はきちんと確保しましょう。また睡眠の質を高めるためにも、寝る前に明るい画面を見たり、熱いお風呂に入ったりすることは避けたほうがいいでしょう。
お肌の乾燥には美容鍼やエステも効果的!
毎日のお手入れや生活習慣の改善に加えて、美容鍼やエステを取り入れてみるのもおすすめです。最近注目されている美容鍼は、体が本来持っている美しさを引き出す美容法です。鍼をすることで自己治癒力が活性化し、代謝が促進されます。ターンオーバーの乱れを正常化し肌のバリア機能を整えることで、肌の乾燥を改善する作用があります。
一方エステは、専用の化粧品を使ってセルフケアだけではできないスペシャルケアをすることができます。セルフケアによる保湿だけでは十分ではないかもしれないと感じる方は、定期的に利用してみてはいかがでしょうか。
エステと美容鍼の違いについては、『美容鍼とエステはどう違う?それぞれの効果を徹底比較』で詳しく紹介しています。合わせてご覧ください。
最後に
お肌の乾燥が気になる方は、お手入れの方法だけでなく、生活習慣や環境なども見直してみましょう。乾燥対策には美容鍼やエステも効果的なので、気になる方はトライアルを受けてみてはいかがでしょうか。
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